船弁慶
明日は朋之会当日です。
曲は清経 替之形、半蔀、船弁慶です。
今年から武田同門会改め新たに発会しました。土曜の昼間になったことでたくさんのお客様のご来場を期待しております。(当日売りもございます)
その中で武田祥照氏演じる船弁慶は若さがあふれて素敵です。(今日の申し合わせを拝見してそう思いました。)
船弁慶の役ですが、義経が子方で、シテは静御前、後シテは平知盛、ワキは弁慶です。割と頻繁に出る曲ですが、シテは二つの役を演じなければならない大曲です。
子方時代に謡は大体覚えてしまいますので、暗記の心配はないのですが、静の謡、舞、知盛の長刀(なぎなた)を使った激しい動きは相当な稽古を必要とします。
今回の祥照氏もかなりの稽古を積んだように感じました。時分の花が咲き誇っていました。私にもあんな時代があったのだなと懐かしいやら、羨ましいやら思いました。
明日の当日が楽しみです。