羽衣つづき

羽衣についてですが、少し補足させていただきます。

本曲は駿河、近江、丹後などに伝えられている白鳥処女伝説を脚色されたといわれています。その中で原型は駿河でありますが、丹後の方が多く取り入れられているようです。ただいずれの話も漁師と結婚するとか、永くこの世界で生活するとかという話で、衣を纏って舞を舞い天上に帰るというストーリーは能独特のようです。

日本の説話の鶴の恩返し、かぐや姫なども似ていますよね。かなり奥の深い曲だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA