申し合わせ

今日は檀の会の申し合わせでした。申し合わせというのはリハーサルのことで、本番前に1度だけ行われます。(重要な曲の時は2度の時もあります)申し合わせは本番さながらではなく、原則シテの関わるところだけで、間狂言などはいたしません。出の囃子も幕を上げるすぐ前のところからで、本番とはだいぶ違います。あとは口頭でよろしくという具合です。装束はつけませんし、面もかけません。日頃の能楽師としての精進がいかに大事かということでしょうか。ほかの世界にはない習慣だと思います。

無事に終わり、あとは明後日の本番です。崇俊は今週試験期間で、今日も申し合わせが終わったあと、大学に行きました。

私は当日の支度を済ませ、夕方鍼に行きました。思ったほどひどくなく安心しました。

明日は東京観世会の当日です。源氏供養の地謡と仕舞の地頭を勤めます。初めてご宗家の東北の仕舞の地頭をさせていただきます。緊張していますが、楽しみです。思いっきりやるだけです。

 

申し合わせ” に対して4件のコメントがあります。

  1. 屋島 遼子 より:

    先生、コメント有り難うございます。
    只今、拝見しましたが、本日は、もうお休みの事と存じます。

    隅田川のお経ですが、私も詞章ではなく、謡廻しが全く同じだったのです。
    ほんとに同じでした。
    御住職の読経は、いい供養をして頂いていると、とても有り難く想える深みがある読経なのですが、それをお能に取り入れたとすれば、なんと意味深いのかと、としみじみ思ったのでした。

    ★来年の会の番組まで、もう決まっているのですね!
     手帳(今年の12月の最終ページに)記入しました。ボランティアの行事と重ならなければ良いのですが・・。

    明日は、どうぞ充実の良き日となります様に・・・。

    1. 千俊 より:

      理解力がなく申し訳ございません。謡の節にユリというのがありますが、お経にも同じ名称があります。いろいろとりいれているのだと思います。次回はどうぞ宜しくお願い申し上げます。松木千俊

  2. 屋島 遼子 より:

    先生、本番前の緊張と心意気が伝わって参ります。
    明日は、これまでの全てが発揮されるよいお舞台となります様に・・・。

    先日、隅田川について一つコメントを致しました。今更ながらですが・・。

    1. 千俊 より:

      温かいコメントありがとうございました。先日の隅田川のコメントは見落としていました。大変失礼申し上げました。お経のようにというのは詞章のことではなく、謡が唱えているお経のように聞こえるということを書いたつもりでした。
      明日はおかげさまで満席です。来年は1月26日㈰でございます。崇俊が菊慈童、私は大原御幸と大般若を勤めます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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