松虫
一昨日国立の定例公演で松虫のツレを勤めました。
ツレは確か2回目だったと思います。
直面(ひためん)の中でもこの役はちょっと照れくさいです。(なぜだとおもいますか。話の内容にヒントがあります)
シテは岡久廣氏でした。
前シテは直面、後は男の亡霊で黒頭に怪士(あやかし)系の面をかけますが、先日の面は筋怪士(すじあやかし)という面だそうで、白っぽい顔色が
黒頭にとてもよく合っていました。
シテの装束と面が一体化したように思えました。岡氏の力強い謡と合致してとても素晴らしかったです。
あの面は船弁慶の平知盛にもいいなあと思いながら、後シテを拝見していました。もっと芸を磨いていずれ何かの機会に拝借させていただきたいと思います。