朋之会
3月ももう終わりです。1年の4分の1済んでしまいました。早いですね。
明日から新年度。気分も新たに頑張りましょう。
昨日は風が強かったですね。桜が満開に近くなりましたが、今日も風が強いらしいので心配しています。神様もう少し楽しませてください。
昨日の朋之会は同門の方の病気により、能の他、仕舞2組の地謡と全曲出演させていただきました。
能は屋島と邯鄲。2曲とも地謡が多くてボリュームがありましたが、無事勤められました。
去年の今頃はあまり調子が出ずに悩んでおりましたので、思い切り声が出せる喜びはひとしおです。
このまま1年続けられるように気を付けてまいりたいです。
昨日の屋島(武田宗典氏)邯鄲(武田文志氏)はとても素晴らしかったです。私もまた勤めたくなりました。
能の素晴らしさを改めて感じました。
ところで屋島の地謡は崇俊も一緒でした。来月から内弟子になりますと、紋付の紋が師匠の家の紋(梅鉢)になります。
これでしばらく見納めだなあと思いました。また将来家の紋(抱き茗荷)になるときを夢見て、体に気を付けて頑張りたいと思います。(父は私が内弟子入門後2か月後に目が見えなくなってしまいましたから)
一昨日長野の菩提寺のご住職からお守りが届きました。私も内弟子入門の時、御先代からお守りを頂きました。親子共々大変有難いことと感謝申し上げております。
本人とも話をしましたが、とにかく能の道に没頭して努力すること、自分とのたたかいであること。4代目としてどうあるべきか。誰のためにやるのか。もちろん自分のためです。
能楽師は舞台の他に学ばなければならないことがたくさんあると思います。この内弟子時代にたくさんの事を学んでほしいと思います。
あと数日家族でできるだけ過ごしたいと思います。