安達原

8月1日の観世会定期能で安達原の黒頭を勤めます。

201番目のシテで安達原は今回で5回目になります。

安達原の鬼女伝説による曲で、前シテの老婆が、自分の寝屋を見られた恨みに(後シテ)山伏達に襲いかかる迫力は能独特のものだと思います。

山伏達に全てを見られた鬼女は、恨みと恥ずかしさを交錯させ逃げていきます。

演じていて、ちょっと哀れな姿が複雑な心境になります。

58歳最後の日、精一杯勤めたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

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