第三十八回檀の会 羽衣・鞍馬天狗 白頭

本公演は第一回檀の会と同じ演目です。
世代交代をテーマに据え、檀の会の新たな息吹を感じていただける構成です。

番組表

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-13:30

お話 葛西聖司(古典芸能解説者)


-13:50

素謡 鶴亀

【シテ】武田志房

【ワキ】佐川勝貴

【地謡】武田文志

    武田宗典

    武田祥照

    武田崇史


-14:00

能 羽衣

【シテ】 天人 松木崇俊

【ワキ】 白龍 村瀬慧

】  一噌隆晴

【小鼓】 田邊恭資

【大鼓】 佃良太郎

【太鼓】 林雄一郎

後見】武田尚浩

    大松洋一

【地謡】武田志房

    藤波重孝

    武田友志

    佐川勝貴

    田口亮二

    小早川泰輝

    小早川康充

    武田章志


-15:15

狂言 福の神

【シテ】福の神 山本東次郎

アド】参詣人 山本則孝

    参詣人 山本凜太郎

【地謡】山本泰太郎

    山本則重

    山本則秀

15:35 休憩25分

-16:00

【お話】 葛西聖司(古典芸能解説者)


-16:10

能 鞍馬天狗 白頭

【前シテ】山伏 松木千俊

【後シテ】天狗 松木千俊

ワキ】僧 御厨誠吾

【花見】手島彩葉

    徳田朱李

    長島実咲

    田中花奈

    笠原穂乃

    田中里奈

【牛若】牛田麻由里

アイ】能力 山本則重

    木の葉天狗 山本泰太郎

    木の葉天狗 山本則秀

】斉藤敦

小鼓】成田達志

大鼓】 安福光雄

【太鼓】小寺真佐人

【後見】武田宗和

    浅見慈一

    武田祥照

【地謡】岡 久広

    小早川修

    下平克宏

    武田文志

    武田宗典

    小早川泰輝

    武田崇史

    小早川康充


附祝言

終了予定17時30分頃

あらすじ

能 羽衣はごろも

三保みおの松原(静岡市清水区)に住む漁師の白龍はくりょう(ワキ)が、仲間の漁師たち(ワキツレ)と長閑のどかな浦の景色を眺めています。白龍は、松の枝に美しい衣が掛かっているのを見つけ、持ち帰って家の宝にしようとします。 そこへ天人(シテ)が現れ、その衣は自分の羽衣であると言い、衣がなくては天に帰れな いと嘆き悲しみます。白龍は、天人を哀れみ、舞を舞って見せてくれるならば、羽衣を返そうと言います。天人は、羽衣がなければ舞うことができないと答えると、白龍は先に衣を返すと舞わずに天へ去ってしまうのではないかと疑います。すると、天人は「いや疑いは人間にあり、天に偽りなきものを(疑いを持つのは人間にのみあることで、天には偽るということはないのに)」と述べます。その言葉に白龍は恥じ入り、衣を返します。喜んだ天人は羽衣を身にまとうと、月世界の神秘と美しさを称えた舞を舞いま す。そして地上に数々の宝を降らすと、やがて夕暮れの霞の中を、三保の松原から富士の高峰へ次第に天高く昇っていきました。

(檜書店「能サポ」より抜粋)

能 鞍馬天狗くらまてんぐ

鞍馬山くらまやまの奥僧正そうじょうが谷に住む山伏(前シテ)が、花見があると聞き、自分も花を眺めようと思い立ちます。鞍馬寺の能力のうりき(寺男)(アイ)が花見の招待を東谷の僧(ワキ・ワ キツレ)に届けます。そこで僧は寺で預かる稚児ちごたち(子方)を連れ、花見をします。能力が余興の舞を舞うと、山伏が花見の場に姿を現します。能力は追い立てますが、僧は能力を制止し、花見をやめて稚児たちを連れて立ち去りました。  残ったのは一人の少年(子方)と山伏。山伏が疎外された身を嘆くと、少年は山伏に同情して声をかけます。二人は互いに親しみを覚え、心を通わせます。少年は、源義朝みなもとのよしとも常盤御前ときわごぜんの間に生まれた牛若丸であると素性を明かします。山伏は不遇の牛若丸を不憫ふびんに思い、桜の名所に案内します。そして自分は鞍馬山の大天狗であると名のり、明日牛若丸に兵法の大事を伝えようと言い残すと、大天狗は谷を目指して雲を踏んで飛び去りました。長刀を手にした牛若丸の前に、大天狗(後シテ)が出現。大天狗は牛若丸に、漢(古代中国)の張良ちょうりょう黄石公こうせきこうに靴を捧げて誠意を見せた結果、兵法を受けることができた由来を語り、その奥義を伝授します。さらに牛若丸の平家討伐を予言し、守護を約束すると名残を惜しみつつ鞍馬の山へ翔って行きました。

(檜書店「能サポ」より抜粋)

今回は白頭の小書(能の特殊演出)をつけて上演します。この小書では常は赤色の後シテの被り物が白頭という白いものに変わり、老体のより威厳のある大天狗としての装いになります。型や謡も天狗の威厳を感じさせるようなものになります。

アクセス

会場

二十五世観世左近記念 観世能楽堂

東京都中央区銀座6丁目10番1号 GINZA SIX 地下3階

TEL:03-6247-6579


  • 銀座駅/東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線A5出口より徒歩2分
  • 東銀座駅/東京メトロ日比谷線・都営浅草線A1出口より徒歩3分
  • 有楽町駅/JR山手線・京浜東北線/東京メトロ有楽町線 銀座出口より徒歩10分

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